2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧
絶対の幸福とは、どんな幸せでしょうか。それに対して、相対の幸福というのがあります。 亀井勝一郎は、快楽を、幸福という意味で使っています。 そして生きる意味は幸福だと言っています。 具体的には例えば、趣味をやれば幸せになれると思っています。小説…
悪人正機は、悪人が救われるということです。 これは、悪人と善人があって、そのうちの悪人が救われるということではありません。すべての人は恐ろしい悪を作っている悪人だと見抜かれて、そういうものを助けようと立ち上がられたが阿弥陀如来です。つまり、…
食欲というのは、食べたいという欲望です。食べるために生き物をどれだけ殺しているでしょうか。真理は、すべての命は同根だです。生き物を殺す罪を仏教で殺生罪といいますが、悪だという自覚がありません。人間は悪だけど、動物なら罪にならないと思います…
仏教とは何を教えられたのか、わからないという人があります。 それはなぜか教えられた阿含経などのたくさんのお経に説かれている話があります。ある所に鏡面王という王様がいました。 その王様が目の見えない人をたくさん集めて象を触らせました。 ある人は…
有名な仏教学者の山折哲雄さんの『私が死について語るなら』という本があります。 この方は、政府の基本方針を決めるメンバーにも入っています。 この本の中に平家物語の「祇園精舎の鐘の声」から始まる所があります。 死について教えるのを教育の根本にすべ…
高校の倫理の教科書には、よく無常という言葉が出ています。。 日本人なら誰でも無常と聞けば諸行無常という言葉を思い浮かべるのではないでしょうか。 理系の人でも、平家物語の最初の部分は中学校でもやっているので、飛ばしている人はありません。 平家物…
子供でも死を目の前にすると問題になるのは、「死んだらどうなる」です。こういうことは他にも考えた人がありました。有名な哲学者の池田晶子さんです。全部ではありませんが、仏教的な考え方をしている人です。 その中に「死は怖いものか」という題の話があ…
死にゆく人のケアをした人で有名なのが、キューブラーロスという人です。 今日ではホスピスとかターミナルケアといわれています。終末医療ともいいます。何十年前から続けられています。 死にゆく人をいかにケアをするか。非常に大切なこととして扱われてい…
大学の医学部の教科書で『死生学入門』という本があります。これは上智大学のアルフォンス・デーケンという人が編集したものです。その中に、死を目の前にしたガン患者の痛みや苦しみが記されています。その最後4番目に、「スピリチュアルペイン」という苦…