仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

仏教では因果応報

因果応報のことを、仏教では自因自果とか自業自得といいます。 私に起きた結果は私の行いが生み出したものだということです。自分にいろいろな結果が、今年起きたと思います。それはすべて自分に原因があります。 このような結果を果報といいます。自分の行…

いろは歌には人生で最も重要なことが明かされている

いろは歌には人生で最も重要なことが教えられていると芥川龍之介が言っています。 われわれの生活に欠くべからざる思想はあるいはいろは歌に尽きているかもしれない (芥川龍之介 侏儒の言葉)どんな歌かというとこういう歌です。 色は匂えど散りぬるを 我が…

死ぬ確率3%

何かをしたとき、死ぬ確率が3%や4%あると怖いと思います。しかし、そんな低い確率ではありません。人間にとって、死は100%です。あなたも人間なら、必ず死にます。 どうして平然としていられるのでしょうか?最悪の事態が確実にやってくるのに、準備…

親鸞聖人の教行信証の教えの特徴

親鸞聖人は教行信証に、苦しみ悩みの人生を明るく楽しくわたす大船がある、心の闇をぶち破る光明輝く慧日があると断言されています。これに世界中の人が魅力を感じます。 仏教に三長者が教えられています。長者とは、恵まれた人です。お金持ちももちろん長者…

生きる目的なしで生きられる?

生きる意味や生きる目的も大事なんだろうけどまず生きねばならないのだから、私は生き方を知りたいという人があります。 ところが現実には、生きる目的がわからない人は生きてはゆけません。 生きることを泳ぐことにたとえると、なぜ泳ぐか、どこへ向かって…

制限時間を意識したときの生き方の違い

いつまでも死なないと思っているのと、命は限られていると思っているのと、生き方はまったく違います。 たとえば何かの試験でも、次の試験まで半年となると、まったく慌てません。ところが、後1週間となると、慌てます。 時間の終わりを意識するだけ、その…

NHK浄土憧憬

昔、NHKで浄土憧憬という番組がやっていました。今でもDVDで見られると思います。 現代人は、死にふれる機会が少なくなり、死について考えることは少なくなったけど、昔の人は、浄土へあこがれを懐いていたという内容です。 現代人は、死にふれる機会…

生きる意味を知るにはメメント・モリが大事

生きる意味は何か。生について考えることは、死を見つめることです。死を忘れた生き方は、本当に生きているといえません。生きている実感が感じられません。 死と生は切っても切り離せない。つねに隣り合わせです。死と無関係な人はありません。そういう差し…

無常を知らせるニュースの事故

毎日、毎日、いろいろなニュースで無常ということどれほど目にするでしょうか。 以前、笹子トンネルの関係者が書類送検されました。あれから何年も経ちます。 笹子トンネルの屋根が落ちました。9人亡くなりました。 トンネルの屋根が落ちてぺちゃんこに潰れ…

宗教学者・山折哲雄が死について語るなら

宗教学者の山折哲雄が『わたしが死について語るなら』という本をポプラ社から出しています。宗教学者が死について語ると、どうなるのでしょうか? 山折哲雄は、死を教育機関で教えることが非常に大切だと考えています。 「私は「死」について、「無常」につ…