仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

2017-01-01から1年間の記事一覧

真諦門と俗諦門

真諦門、俗諦門というのは、真俗二諦の教えと言われます。 真諦門というのは、いつでもどこでも変わらない真実のことを言います。時代によって、場所によって変えるものでない。どの人種も、いつの世紀になっても、宇宙人であっても、三世十方で変わらない真…

仏教を聞く暇はない

子を育てる暇はありませんが、大事と思えばこそ、子を育てながら仕事ができます。 後生の一大事の心さえあれば、生活のままが求道になります。精進こそ肝要です。 後生の一大事の一大事の心さえあればです!! 後生の一大事とは、死んだらどうなるのことです…

僧侶のなすべきこと

以前はボス、とまで言われた僧侶が最近は地におちてしまいました。生活できないので、どうしようか、駐車場とか幼稚園を経営したりしています。 しかしお寺が世間的なビジネスで運営していってもね。葬式や法事、戒名で運営するのでさえも本来の仏教ではあり…

三宝とは

三宝とは何でしょうか。仏、法、僧の宝。これらかけがえのない宝です。 こういう気持ちで仏法をお伝えする人は本当の意味での僧です。僧はそれぞれに門徒があります。 うちはこの寺にお世話になっています、ということがあります。どこかの寺に属していなけ…

ブッダの最も重要な教え

ブッダの七千巻以上もある経典の中で真実のお経 は大無量寿経だけです。 大無量寿経には、阿弥陀仏がたてられた48願が説かれています。その中で、真実の願は、18番目の第十八願です。 ですから大無量寿経の中で真実は第十八の願です。大無量寿経は十八願…

真仮廃立

三重廃立の第三の真仮廃立とは、浄土門の仏教といって念仏称える仏教の中に、真実の浄土門の仏教と仮の浄土門の仏教とがあると教えられたものです。 阿弥陀仏一仏に向かっている人の中に、阿弥陀如来 が本願を建てられた正しい御心を知らない人がいるという…

宗教の入り口

こんなに科学が進歩した世の中なのに、世界にはたくさんの宗教があります。 なぜ宗教は廃れないのでしょうか? それは、科学で解決できない問題を宗教が解決するからです。 親鸞 聖人はこの一大事解決したいと仏門に入られたのです。明らかになりたいと。親…

色々なことをやってみなさい

どんな成功者と言えども同じです。豊臣秀吉もしかりです。一介の水飲み百姓から天下の太閤まで上り詰めたという点からしたら人生の成功者といえますが、その成功者の名にふさわしい最期の詩を残していますか? これが秀吉の辞世です。 露と落ち露と消えにし…

正信偈

正信偈についてお話をしたいと思います。 浄土真宗の親鸞 聖人の主著は教行信証です。他の御著書は親鸞聖人のみ教えの一部しかありませんが、教行信証には親鸞聖人のみ教えのすべてがあります。浄土真宗の御本典です。 その教行信証をぎゅっとしぼったエキス…

21世紀の殺人と自殺

私は21世紀になるとき、サザンのメロディと共にテレビの前で2001年と言えば鉄腕アトムが飛んでいたなとか2001年夢の旅という映画があったなと思ったけど。 21世紀は輝けるイメージがあって。猫も杓子も携帯電話。あるいはモバイル空間サイバー空…

親鸞聖人の関東でのご布教

親鸞 聖人が40才のとき、関東に行かれて、多くの人に仏教を伝えられました。 日野左衛門や弁円 など、最初は攻撃してきた人もありました。 もちろん最初は仏教に何を教えられているのか分からないので、最初は聞こうという気持ちはありません。 田植えして…

人間五十年

蓮如上人は 御文章2帖目12通「人間五十年・四王天」に 今日今時よりして、不法懈怠にあらん人々はいよいよ信心を決定して、真実報土の往生を遂げんと思わん人こそ、まことにその身の徳ともなるべし。 とおっしゃっています。 その人に近付いても全く仏法…

自殺と地獄の関係

源信僧都の横川法語っていうのがあります。 三悪道を離れて人間に生るること、大なるよろこびなり。身は賤しくとも畜生に劣らんや、家は貧しくとも餓鬼に勝るべし、心に思うことかなわずとも地獄の苦に比ぶべからず。このゆえに人間に生れたることを喜ぶべし…

藤原道長の悲惨な最期

私たちは生まれてから死ぬまでの一生、50年から100年はとっても長い、その長い一生の中で誰かを好きになったとか、非常な現実感を持って悔しいねとか思っているんだけどみんな夢や幻のようなもので、あっという間に消えて行くんだと仏教で教えられてい…

居安思危

中国の古い諺に、居安思危というのが、あるそうです。これは安きに居りて危うきを思う。備え有ればうれいなし、と続くそうです。 普通備え有れば憂いなしと赤本に書いてあった。受験生が志望校を突破するには過去どんな問題が出たのか、その備えが有れば本番…

ブッダは清濁あわせ飲むおおらかな方?

ブッダは清濁あわせ飲むおおらかな方だったのでしょうか? ブッダは、涅槃経に 一切の外学九十五種は、みな悪道に趣く。 と説かれています。 「一切の外学九十五種」とは、仏教以外の全宗教です。「悪道」とは、苦しみの世界です。 仏教以外のすべての宗教は…

現代人には宗教や信心などいらないの?

信心というのは、心で何かを信じることです。信じるということは、心あてにしたり、の支えにしたりすることです。 私たちは何かをあてにして支えにして生きています。それは宗教だけではありません。 いつの時代もどこの人も何かを信じています。 そして信じ…

正信偈とは?

親鸞 聖人の正信偈には、まさに親鸞聖人が教えて下されている仏法の真髄を明らかにされています。仏教の真髄を聞かせていただくことが大切です。 仏教講座に足を運んで直接聞かせていただくことが大切です。 正信とはどういうことでしょうか。正しい信心とい…

浄土真宗の他の教団にない親鸞会の特徴

まず、仏教では、慈悲という言葉がよく遣われます。慈悲とは何でしょうか? 慈悲とは抜苦与楽のことで、苦しみを抜き取って楽しみを与えてやりたい心です。これは私たちにはない心だから、こういう字を書きます。この心、心に非ず。 私たちにはない心です。…

浄土真宗における親鸞会の特徴

浄土真宗の親鸞 聖人のお言葉に、無明長夜の灯炬というお言葉があります。 無明長夜とは私達の迷いです。全人類は心の闇に覆われています。私たちの迷いの歴史は果てしない過去から、始めのない始めから六道輪廻してきました。それを長夜にたとえて、その心…

仏教講座に行くと?

仏教講座に仏教を聞きに行くとどうなるのでしょうか。 こういう歌があります。 知るとのみ思いながらに何よりも知られぬものは己なりけり 私達は自分のことは自分が一番良く知っていると思いがちですが、最も分からないのが自分自身です。 知るとのみ、自分…

浄土真宗で知らされた2つのこと

あら不思議心も六字身も六字浮世の空にかかる雲なし これは信心決定した喜びの歌です。あなたも信心決定するとこういう心がハッキリ分かります。信心決定すると世界観、人生観がガラッと大変わりする。親鸞 聖人ならああ……といわれています。 絶対助からない…

お正月の歌

もうすぐお正月が近付いて参りましたが、お正月にぴったりの歌があります。 元旦やおめでたいとは金剛の信を獲たる人にこそあれ お正月になると、猫も杓子もおめでとうと言っていますが本当におめでたいのでしょうか。めでたいのは金剛の信を獲た人こそおめ…

吉崎の嫁おどし

約500年前、浄土真宗の中興・蓮如上人の時代の、吉崎の嫁おどしの話は、あなたのお爺さんお婆さんならほとんどの人が知っている話です。 蓮如上人が福井県の吉崎におられた頃、その蓮如上人の教えを熱心に聞いていた奥さんがいました。ところが姑が大の仏…

仏教講座で生きる意味を聞くときの仲間

浄土真宗、親鸞 聖人の教えは、本当の生きる意味一つでした。 誰も明らかにすることのできない生きる目的を、浄土真宗を明らかにされた親鸞聖人や蓮如上人のような善知識のみが明らかにされる。 善知識とは、正しい仏教の先生。その善知識方の願いは、あなた…

明るい人生が開ける方法

「無礙の光明は無明の闇を破する慧日なり」 (親鸞 聖人) 「無礙の光明」とは阿弥陀仏の光明のことです。光明とはお力ということです。 阿弥陀如来のお力は十万億土の彼方から、あらゆる障害を貫き、私たちの苦悩の根元である死んだらどうなるか分からない…

温泉でおばあさんが浮いてきた

色々あって夜中の一時。家まで帰るのしんどいのでついつい温泉に泊まりました。 夜中にお風呂に入ったから誰もいません。 70才くらいのおばあさんが入ってきて二人きり。あそこに浴槽が三つあって、ぬるめの水、熱いお湯。交互に入って温冷浴、これ体にい…

本当の生きる意味の歌

生きる意味の答えを、浄土真宗を開かれた親鸞 聖人は、歌にされています。 「生死の苦海ほとりなしひさしくしずめるわれらをば弥陀弘誓のふねのみぞのせてかならずわたしける」(親鸞聖人『高僧和讃』) 生死の苦海、難度海です。岸辺が見えない陸地がない。…

15才の女の子の親への思い

ティーンズメールという十代の方の悩みに応えています。最近のテーマは親子関係。 度が過ぎた親の心配を『ウザイ』と思う。そのせいで私は家でネコをかぶり『いい子』を演じている。でも限界が来た。ストレスがたまってきた。ある日、学校から帰りが遅くなっ…

聖徳太子と歎異抄

ニーチェの思想はニヒリズムといいます。 浄土真宗を開かれた親鸞 聖人の教えはニヒリズムを超えることができます。なぜこの親鸞聖人の教えがニヒリズムを越えることができるのでしょうか? それは歎異鈔にその鍵があります。これは親鸞聖人の書かれたもので…