仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

自力の念仏と他力の念仏の違い

蓮如上人は、 御文章に他力の念仏を勧められている。 末代無知の在家止住も男女ならんともがらは、心を一つにして、阿弥陀仏を深くたのみまいらせて、更に余の方へ心をふらず、一心一向に「仏たすけたまえ」と申さん衆生をば、たとい罪業は深重なりとも、必…

南無阿弥陀仏におさまっているもの

昔、戦争でたくさんの若者が戦場に散っていった。 連合艦隊という映画で、零戦に乗った若者が、まだなれない操縦で、 敵艦にぶつかっていく。 その時「お母さん!」と叫んでいた。 ああ言うときに、誰もお父さんと言わないんだね(笑) 女の子でもそうだろうね…

御本尊について

南無阿弥陀仏について。 浄土真宗の正しい御本尊です。 他流には「名号よりは絵像、絵像よりは木像」というなり。 当流には「木像よりは絵像、絵像よりは名号」というなり。 (御一代記聞書70) 蓮如上人のお言葉ですから、当流とは、浄土真宗。 真宗の正しい…

なぜ絶対の幸福になれるのか

南無阿弥陀仏を頂くから絶対の幸福になる親鸞 聖人言われている。 我が弥陀は名を以て物を摂したまう。是を以て耳に聞き口に誦するに、無辺の聖徳識心に攬入し、永く仏種と為りて、頓に億劫の重罪を除き、無上菩提を獲証す。 阿弥陀如来 は御名をもってもの…

南無阿弥陀仏の功徳は、何億年かかっても説き尽くすことはできない

若し広説せば百千万劫にも窮め尽すこと能わじ。(大無量寿経) どなたのお言葉か『釈尊のお言葉』 どう言う意味か。『阿弥陀如来の本願を説くことは、百千万劫かかっても説ききることはできない』名号の大功徳です。名号の大功徳は。勿論、名号は阿弥陀如来 …

信心獲得とは

信心獲得すというは、第十八の願をこころうるなり。この願をこころうるというは、南無阿弥陀仏のすがたをこころうるなり。( 御文章) この願を心得るというは、南無阿弥陀仏のすがたを心得るなり。 第十八の願を心得ると言うことは南無阿弥陀仏のすがたを心…

神信心の構造

神を信じて、現世利益を祈る。 何かを心の中に救いをもとめるという時には、信じる心、 どういう心で救いを求めようとするのか、ということと、また何に対して救いを求めるのかという対象の2つがある。 金比羅の神に安産祈願して、安全に子供が生まれるかど…

仏法は聴聞に極まる

仏法は聴聞 に極まる事を教えられた親鸞 聖人のお言葉は、「たとい大千世界にみてらん火をもすぎゆきて仏の御名を聞く人は永く不退にかなうなり (浄土和讃)」 大宇宙が火の海原になっても、そこを突破して仏法を聞きなさい、ということです。これ以上真剣…

なぜ生きねばならないのか

命を大事に文芸春秋に、子供たちに、なぜ人を殺してはいけないか、聞かれたら、何て答えますか?14人くらいの人が書いている。だけど、人間ていうのは、こういう事をする為に生まれてきた、だから、命を奪ってはいけない、こう書いているのは、なかなかな…

一向専念無量寿仏

法然上人が流刑にあわれるとき、お弟子の西阿が破門されているんですが、そこでの法然上人の大変厳しいお言葉の中で重要なのが「一向専念無量寿仏」です。 弥陀の本願まことであった、これこそ永遠に変わらない幸せを与えてくれるものであった、と知らされる…

報恩講で信を獲れ

報恩講で信を獲れ、 御文章の4帖目第15通にあります。これを書き終わられて、蓮如上人は最期息を引き取られます。 報恩講にちなんで書かれている御文章を見てみますと、 4帖目の15通だけではなくて、 8通7通6通5通とあります。 蓮如上人が1年に1…

幸せになるにはどうすればいいか

私達が幸せになるにはどうしたらよいのか? それを理解するためには業力ということをしらなければならないのです。 業力というものは私達の行いには力があるのです。 その業力は大象100匹よりも強い力をもっているのです。 昔の歌に「年ごとに 咲くや 吉…

人生の目的を知って喜べる

20世紀は、情報の時代といわれています。 世界一の長者ビルゲイツ、マイクロソフトなどの開発で成功しました。 21世紀は、「生命科学の時代」という人が多くいます。 臓器移植、遺伝子診断という言葉をよく聞きます。 脳死が人の死の認められて、臓器を…

三重廃立

親鸞 聖人の教えを一言で言うと三重廃立の教え。教行信証は三重廃立の教え。教行信証は真宗の根本聖典、略してご本典、全六巻 親鸞聖人の教えは教行信証を読めば全部分かる、 読まないと全部は分からない。 聖人52歳の時に書き始められた、 90歳でお亡く…

なぜ仏教が宗教と言われているのか

なぜ仏教が宗教と言われているのか。 江戸時代までは仏教イコール宗教でした。 宗教というのは私たちにとって一番大事なことを教えたものです。 明治維新があって鎖国が解かれてから、 西洋からキリスト教やイスラム教などたくさんの教えが入ってきました。 …

幸せを求めても幸せになれない理由

すべての人は幸せを求めているが、幸せになれないでいる。 なぜ苦しんでいるのか。病気や、お金がないから、 地位や名誉がないから、と考える。 しかし、それらがある人も苦しんでいる。 なぜか。 私たちが生まれたというのは、飛行機で言うと、 飛行場を飛…

法華経を中断されたお釈迦さま

お釈迦様が、今日は、とても大切な話をするぞ。 仏教を聞いた事にならんそうじゃぞ。大勢の人の前で、今日は大事な事を話すから、心して聞くがよい。沢山の人がいて、お釈迦様を大切にしていて、一心に聞いている。 それをやめて、その先にいたのが、韋提希…

三三法門・六三法門

https://xn--udsw7h21snjj.jp/shichikoso/zendo/願海につきて真あり仮あり。 (教行信証真仏土巻) 阿弥陀如来 の48の願に真実の願と方便の願がある。真実の願は18願、選択本願、王本願。私達を信楽にして見せるというお約束。 無明の闇を打ち破って、往…

化土往生の条件

19願20願の教えから、化土のに行く3条件が示される。 1日課何万遍の念仏 行2正念往生 3臨終来迎 1日課何万辺の念仏行 1日も休んではならない。ある人が、病院のベッドで1日念仏を称えても1万べん行くかいかないか。昔のテキストでは7〜8万べん…

阿弥陀仏の本願の相手

本願の素晴らしさを論じるときに約束の相手がどういうものか。 非常に重要。私達も、その人のスケールを考えるときに、誰を相手に生きているか。 町会議員ならば町の人が相手。 県議員ならば県の人が相手。 国会議員ならば国民が相手。 それがまた一国の首相…

一向宗とは

一向宗と聞いたことがありますか?どうして一向宗といわれるのだろう?そのことについて蓮如上人が教えられています。 御文章1帖目15通「宗名・当流世間」 問うていわく、「当流を、みな、世間に流布して、一向宗となづけ候うは、いかようなる子細にて候うや…

夢という言葉から受ける印象は、夢をかなえる,夢に向かって進む。 希望とか,あるいは幸福。 夢を持つようにしよう。 将来の夢は。 明るいイメージを思い浮かべますね。 夢をかなえたい。夢に向かって進みたい。 歌にもあったね。知ってる?あなたの夢をあ…

信をとるべきならば身を捨てよ

同じく仰せに「まことに一人なりとも信をとるべきならば身を捨てよ、 其れはすたらぬ」と仰せられ候。(御一代記聞書115) 蓮如上人のお言葉です。まことに一人なりとも。 一人であっても、信をとるべきならば、身を捨てよ。 身を捨てよというのは、人生…

親鸞聖人のお歌 関東でのご活躍

親鸞 聖人のお歌宝尋という明治の人の作です。 「稲田の草庵の仮住居」 稲田というところに住まれた 「板敷山の弁円は 如来大悲の恩をしり 御同朋とさとされて 今はかしづく語り草」 これは板敷山の弁円 、詩ですから順番通りに詠んでも面白くありません 「…

親鸞聖人のお歌

親鸞 聖人のお歌明治時代の宝尋という人の作。 「祖師聖人は 九歳にて」 松若丸、九歳、 「慈鎮和尚の門にいり」天台宗比叡山、慈円僧正、親鸞聖人の遠い親戚ということで、 今日のコネ、会社に親のコネで、大学に親のコネでいれてもらうとか親鸞聖人はそう…

若者が将来に希望を見いだせない

『ウェッジ』という経済紙の記事最大の問題は次世代の旗手であるはずの青少年が将来になんの希望も見いだせず、のたうちまわっていることであろう。 とあります。 老人がだらしない。だけど若者が元気。 これなら将来は明るい。 だけども、次の世代をになう…

仏凡一体の信心獲得の行者

一念帰命の信心をおこせばまことに宿善の開発に催されて、 仏智より他力の信心をあたえたまうが故に、 仏心と凡心とひとつになるところをさして、信心獲得の行者とはいうなり。 ( 御文章)一念帰命の信心。 一念というのはアッという間もない時間の極まり。…

苦しみの絶えない迷いの世界

苦しみの絶えない迷いの世界。 迷界、苦界、といわれるが、仏教ではいろいろないわれかたをする。 ・三界 ・二十五有生 ・五悪趣或いは五趣 ・諸有 本願成就文、諸有衆生。 迷い苦しんでいる衆生。 「諸有に流転のみとぞなる」 迷いの世界を経巡る。 聖道権…

三世因果の道理

因果の道理は三世を貫く。三世とは、過去世、現在世、未来世。 昨日は過去。 昨日を過去とした場合、現在は今日。 未来は明日。 昨日、今日、明日、これも三世。 ちょうど夜の十二時で昨日から今日になった。 今日の夜の十二時に、明日になる。 去年は過去。…

日本の仏教はなぜ宗派が多いのか

釈尊は七千余巻の一切経を説かれた。 その中で、どれがお釈迦様の本心なのか、ということが昔から分からなかった。 あまりに多すぎて。それで、ある人は華厳経がお釈迦様の出世本懐経だろう、と思った。 有名な経典七つ。華厳経、阿含経、方等経、般若経 (…