仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

スカイ・クロラと同じように老衰で死なない人間

アニメ映画にもなった小説に『スカイ・クロラ』というのがあります。 未来の世界で、何もかも自動化されて楽しみがありすぎる金持ちが、レジャーを求めて、戦闘機で闘いをして相手を撃ちのめします。 遺伝子の関係で、年を取らずに老衰で死なない子供ができ…

漫画哲学ってなんだろう

『漫画哲学ってなんだろう』という本があります。御厨良一という人の本で、平成2,3年に出版されています。 その『漫画哲学ってなんだろう』の第二部に、「死を考えることが哲学を理解することになる」とあります。 死の話ばかりしていると、暗くなります…

池谷裕二『単純な脳、複雑な私』

脳科学者の池谷裕二の『単純な脳、複雑な私』という本があります。高校生に向けて講演した記録です。 そこには「脳は私のことを理解しているのか」と問いかけてあります。 えっと思います。 実は、自分で自分を意識しようとしても、意識できるところとできな…

量子力学でも人生は夢のようなもの

『死後の世界を突き止めた量子力学』という本があります。 昔、科学 といえば死後を否定するものと思われていましたが最近ではこんな本も出ています。この本の中でもこんな表記がありました。__________ 観察するという意識と行為がなければこの世…

科学を包む仏教

『科学 を包む仏教』という本があります。 水原舜爾という方は亡くなられましたが岡山大学の医学部の名誉教授で90何歳まで長生きした。バリバリの理系ですね。この本を出す前にでたのが『科学 から仏教へ』という本です。1980年ごろのだいぶ古い本です…

私たちの運命に一番影響するのは心

仏教では、私たちの行いを心と口と身体の3方面から見られます。 心を行いというのも世間と違いますし、その上その3つの中で、一番大事なのは、心であることもまったく違います。 世間の法律は、身体の行いを一番重視します。 今ストーカー殺人事件がありま…

小説に見る無常観・哲学にない罪悪観

五木寛之という作家があります。以前も親鸞という新聞小説を書いていました。 仏教の中でも親鸞聖人や蓮如上人に関心を持っている人です。あの人の文章はプロだからうまいですね。内容も考えているなというところあります。 五木寛之の本の中にこういうこと…

最近の鶏は鳴かないようになった?

年配の方で、「昔の鶏はよく鳴いたけど、最近の鶏は鳴かなくなった。鶏も最近の若いもんと同じで働かなくなった」という人がありました。しかし鶏は、今でも鳴いています。 単に、その方の耳が聞こえにくくなっただけです。自分の耳が聞こえなくなったことを…

煩悩即菩提が分からない原因

人間に生まれてきたのはなんのためか?本当の生きる意味は何か。 皆何を知りたいと思って頑張っているかというと人生の目的を知り、達成し、 人間に生まれてよかったという絶対の幸福になるのが目的です。 その絶対の幸福というのは煩悩即菩提です。 煩悩即…

蓮如上人が嘘をつくよう教えられた理由

浄土真宗を日本最大の仏教の宗派にされた蓮如上人は首に賞金かけられました。それは、当時の仏教の中心だった比叡山からすれば、蓮如上人が邪魔だったからです。 蓮如上人の首をもってきたら賞金を与える。比叡山はこんなことまでしました。 だから当時蓮如…