仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

死んだらどうるか分からない心の闇を破る方法

ノンフィクション作家の桐島洋子さんは、こう書いています。 「私は恐ろしさと寂しさに胸を衝かれる。これは悪夢ではない。あらゆる場所で着々と信仰し、百年以内に必ず100パーセント現実になる冷厳なスケジュールなのだ。百人百様の人生のそれぞれに、確…

どれだけ遠くに届くかは内容の深さ

昔は最初から、仏教と言えない、色々な事情がありました。 これは800年前の法然上人の時です。 法然上人が生まれられ、親鸞聖人が生まれられました。 法然上人は浄土宗を開かれました。 当時は南都六宗の中でも力があったのは、法相宗の興福寺でした。 浄…

メメント・モリ

メメント・モリが大事だとたけしが言っています。 たけしは、『新しい道徳』という本で、メメント・モリは道徳の土台だと言っています。 メメント・モリというのは、死を忘れるなということです。 なぜそんなことが格言になっているのかというと、みんな自分…

絶対の幸福になる為にそろえる5つのもの

絶対の幸福になるには、どうすればいいかというと、5つのものをそろえなければならないと蓮如上人は御文章に教えられています。 これを五重の義といいます。 この五重の義成就せずは、往生は叶うべからずと見えたり。(御文章) とあります。では、その5つ…

歎異抄に驚いたヨーロッパ人とその理由

煩悩を満たし切るとか、煩悩をなくすとか、煩悩を問題にしている間は、相対の幸福の問題です。 でも人類には煩悩しか分からないので、それしかありません。 キリスト教は、禁欲を徹底的にいわれます。 あれを徹底しないと幸せになれない。幸せになるには煩悩…

西洋から東洋への橋渡し(キルケゴール)

私はな生きる意味に悩んでいました。友達に相談しましたが、相手にされませんでした。どこの哲学にも答えがありません。 哲学と言ったら西洋です。そして注目されているのが実存主義です。 1800年代後半から1900後半のニーチェ、キルケゴール、ハイ…

言葉を離れた絶対の世界

絶対の幸福は言葉を離れた世界です。それどころか、相対の幸福でも言葉で表すことはできません。 例えば、味は言葉で表せるでしょうか。 食べたことない人に、味を言葉で伝えることは不可能です。 では味は存在しないのでしょうか? 存在します。 前も話しま…

日本古典文学大系に親鸞聖人の和讃

罪障功徳の体となる氷と水のごとくにて氷おおきに水多し障りおおきに徳多し これは、親鸞聖人の書かれた高僧和讃の一つです。 まず和讃というもの、これは文学の一つです。575なら俳句、57577なら短歌です。 和讃というのはそういう文章の表し方のも…

天地創造

普通、宗教では、天地創造の神話があります。 神道にも、イザナギとイザナミの日本を生んだ国生みの物語があります。 それは、ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も共通して、エホバという創造主がいます。3日目に太陽と月をつくったとか6日で世界を作って…

運命が作られる仕組み

阿頼耶識とは何でしょうか。 私達が行いをすると業力となって残ります。行いは、物質とエネルギーになります。 私と皆さんは、エネルギーに変わっています。心で考えるときにもグリコーゲンを使っています。 物質とエネルギーは同じものです。 物理学では質…

情けは人のためならず・布施の大切さ

仏教では色々な善が教えられています。 諸善万行の行とは、善のことです。この色々な善を6つにまとめられたのが六波羅蜜です。 あらゆる幸せを生み出す6つの要素(六波羅蜜とは?) 六度万行ともいいます。 「度」とは、わたすということで、苦しみ悩みの…