仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

人生のゴールはあるの?

越えなばと 思いし峰に きてみれば なお行く先は 山路なりけりの歌を知っていればすごいです。 あの山を越えようと思って頑張って登るのですが、峰に来てみると、今まで見えなかった山が見えてきます。 その山の頂きに向かって登って行くと、今度はまた今ま…

自分をどれだけ反省できるか

因果応報とか自業自得がわからないと、自分も不幸ですし相手も不幸です。 禅宗の僧侶の盤珪が、暴れ馬に乗っている武士にアドバイスして、武士が自分を変えて馬を乗りこなせるようになったというエピソードもあります。 仏教が初めての人が仏教講座に来ると…

原因と結果の法則と引き寄せの法則

自業自得ということがわからない事が多いんですよね。現代の言葉でいえば引き寄せの法則なんですが。『原因と結果の法則』という本もベストセラーでした。 自分に受ける結果が善かった場合、自分の巻いた種だとガッツポーズができます。よい成績をとった。こ…

二大宗教であるキリスト教と仏教の根本的な違い

世に言う、宗教と言われるものも、その宗教によって、私たちが幸せなよい運命を受けるために教えられているものです。世界には二大宗教というものがあって、これがキリスト教と仏教です。 ところがこのキリスト教と仏教はその根本的なところで全く違った宗教…

踊る大捜査線と警察組織

踊る大捜査線って知ってる?以前、大ヒットした映画です。何でそんなに人気があったのか。それが気になるところです。 ここで一つポイントとなるところ、それが踊る大捜査線に警察組織に対する風刺が描かれていました。 警察組織。完璧な階級制度、ヒエラル…

モラトリアム的な生き方

仏教では「人生は難度海だ」といわれます。なぜそう言えるのでしょうか。 難度海とは、渡るのが難しい海ということです。 人生は渡るのが難しい海のようなものだということですが、なぜでしょうか。 まず人は生まれたときに海に放り出されたようなものです。…

正も邪も勝手に決める我が都合

正邪というのは、自分の都合によって変わります。「正も邪も勝手に決める我が都合」という言葉があります。 正しい人いい人は都合のいい人。悪い人というのは、自分の都合の悪い人です。自分を認めてくれる人はいい人、邪魔する人は悪い人です。 親鸞聖人が…

人間は考える葦である

パスカルは人間は考える葦である、と言いました。詳しくはこう言っています。 人間はひとくきの葦にすぎない。自然のなかで最も弱いものである。だが、それは考える葦である。彼をおしつぶすために、宇宙全体が武装するには及ばない。蒸気や一滴の水でも彼を…

なるべく一人にならない

仏教を求める心がけとして「なるべく一人にならない」というものがあります。 浄土真宗を日本全国に広められた蓮如上人は、「同行・善知識にはよくよく近づくべし」(御一代記聞書150)と教えられています。 連れが大事、教えが大事ということです。 一人に…

地獄の苦しみ

ブッダは必堕無間と教えられています。すべての人は、必ず無間地獄に堕ちるということです。 親鸞聖人はこの無間地獄について、八万劫中大苦悩ひまなく受くと教えられています。 一劫は4億3200万年。八万劫はその8万倍です。気の遠くなる苦しみをひまなく受…

法然上人と親鸞聖人の著作の共通点

浄土真宗を開かれた親鸞聖人のお師匠様は浄土宗を開かれた法然上人です。 弟子である親鸞 聖人の任務は師匠である法然上人の御心を明らかにすること以外にありませんでした。 法然上人が阿弥陀如来の本願一つを明らかにされて書かれたのが選択集です。 お師…

聞法の心がけ

後生の一大事とは、死んだらどうなるかの一大事です。すべての人は必ず死ななければなりません。死ねばどんなにお金があっても、地位や名誉があっても何の関係もありません。後生の一大事の問題は、この世のものとは比較になりません。 仏教の目的は、その生…

死んだらどうなるかの問題の大きさ

後生の一大事というのは、死んだらどうなるかの一大事です。 私がいろいろな人の書物を読んでいるのは、日本は小さい国と言いながら、立派な方が沢山おられると思うのです。 後生の一大事を解決する、より近い道を教えておられる大徳があるならば、それを学…

生きる目的を確認することの大切さ

生きる上で、一番大切なこ戸は、生きる目的を確認することです。 世の中にはヒマな人は一人もいません。 普通でしたら、何の迷いもなく仕事をされていると思いますが、働く意味は何なのか。 生き方などの生きる手段よりも、もっと大切な生きる目的があること…

正信偈に何が書かれているのか

正信偈は親鸞聖人お書きになられたものです。親鸞 聖人の主著は「教行信証」ですが、その教行信証をまとめられたもの、圧縮したものが、「正信偈 」です。ですから、親鸞聖人の浄土真宗の教えは、全部正信偈 の中に収まっているのです。 全部で840字で書…