ブッダは必堕無間と教えられています。
すべての人は、必ず無間地獄に堕ちるということです。
親鸞聖人はこの無間地獄について、
八万劫中大苦悩ひまなく受くと教えられています。
一劫は4億3200万年。
八万劫はその8万倍です。
気の遠くなる苦しみをひまなく受けるということです。
ブッダでも地獄の苦しみは説けないといわれています。
説いたものは口から血を流し、聞いたものは耳から血を流す。
それでは分からないから譬えを持って説こう。
朝100本、昼100本、夜100本、合計300本の槍で疲れる苦しみをどう思うか。
仏語に虚妄なし。
真剣に聞いていたお弟子はびっくりしました。
一本でも大変です。
そのお弟子に対してそれで驚くのはまだ早い。
小石を拾われ、小石を現在の苦しみとするならば後生の苦しみはあの山々のよう。
これは『賢愚経』に出ています。
これが分かったら後生の一大事解決以外にすることはありません。
どんなにやりたいことがあっても後生の一大事を解決しなければ後悔します。
親鸞 聖人もブッダも後生に一大事があるんですよと叫んでいかれた。
火事の時、みんな起きろと鐘をたたく。
私は寝ている、夢の中で儲かった、いいものを食べた。
これで幸せですか?夢を見て時を過ごしている。
これは酔生夢死の悲劇ではないですか?
ブッダは2600年前に警鐘乱打された。
親鸞聖人は800年前目を覚まされ鐘をたたかれ、
500年前に蓮如上人が目を覚まされ鐘をたたかれた。
休まれる日もなく後生の一大事を叫ばれた。