仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

実存主義哲学キルケゴールの実存の三段階

倫理の教科書によく、哲学について書かれています。その中に、西洋哲学の終わりの方に実存主義があります。実存主義の先駆けといわれるのがキルケゴールという哲学者です。 西洋哲学の最後は実存主義ですが、その最初がキルケゴールです。同年代で ニーチェ…

西洋の行き詰まりの解決を求めて仏教に注目

西洋の行き詰まりの解決を東洋に求めて仏教が注目を集めています。数年前のヨーロッパ、特にフランスで仏教ブームが起きました。禅という言葉は、フランス語になっています。 日本でヒーリングをしているという意味で、禅をしているといいます。 宗教なら神…

ハイデッガーが発見した生きる意味

中外日報という、仏教関係の新聞があります。中外日報は、京都にある新聞です。新聞を毎週2回(水、金)と月2回、8頁の土曜版を発行しています。 その中に、昔、世界最高峰の哲学者ハイデッガーが親鸞聖人を賞賛したという記事がありました。ハイデッガーは…

絶対の幸福はないという主張

絶対の幸福がないという人があります。 まず、「絶対はない」という人がいるが、それは絶対は絶対ないという主張だから、自己矛盾です。 そんなことさえ分からないのです。相対しか分からない人が、絶対があるかどうか分からないなら言えます。絶対の幸福が…

親鸞聖人が比叡山を名指しで非難されないわけ

親鸞聖人は、日本中の僧侶のことを「諸寺の釈門」といわれて、「諸寺の釈門、教に昏くして、真仮の門戸を知らず」と教行信証に言われています。 教にくらくして、というのは、仏教が分かっていないということです。 真仮というのは、真実と方便ということで…

天上天下唯我独尊

天上天下唯我独尊は仏教から来た言葉です。 【第4話】天上天下唯我独尊(お釈迦さま)の本当の意味とは? 日本ではいろいろな仏教の言葉が日常的に使われています。バカの語源は無知を現すモハだといわれます。よく電車にモハと書いてあります。 工夫は禅宗…

教行信証を書かずにおれない親鸞聖人のお気持ち

親鸞聖人は、主著の『教行信証』の「はじめに」にあたる総序に喜ばしきかなと言われています。 喜びから書き始められたのが教行信証です。 ここに愚禿釈の親鸞、慶ばしきかなや、西蕃・月氏の聖典、東夏・日域の師釈に、遇い難くして今遇うことを得たり、聞…

欲望を満たすだけの人生は幸せ?

世間の人は欲望を満たせば幸せになれると思っています。 私たちが持っている5つの欲の心とは? それは正しいでしょうか。 お釈迦様ももともと、カピラ城に住まれる王子でした。才能お金地位名誉もっておられました。皆がほしいというものすべてあった。それ…

仏教の全体像

ブッダが説かれた教えは一切経となって書き残されています。それは七千余巻といわれるたくさんのお経です。 仏教に何が教えられているか知るには、この一切経を読まなければなりません。ところが、難しい漢字ばかりで書いてありますし、あまりにたくさんある…