中外日報という、仏教関係の新聞があります。
中外日報は、京都にある新聞です。
新聞を毎週2回(水、金)と月2回、8頁の土曜版を発行しています。
その中に、昔、世界最高峰の哲学者ハイデッガーが親鸞聖人を賞賛したという記事がありました。
ハイデッガーは生きる意味を求めていた人です。
しかし、哲学を学んでもわかりませんでした。
その答えを教えていない哲学です。
そのハイデッガーが、ある日、歎異抄という本を英訳で読みました。
歎異抄というのは、親鸞聖人の言葉をお弟子が書き残した本です。
それを読んだ時、バイデッガーは、日本に生きる意味を教えている人がいたと分かったのです。
そして、その日の日記に、遅かった、もっと早く知りたかったと書いています。
これは、仏縁深い人の特徴です。
仏縁深い人ははよくもっと早く知りたかったと言われます。
そこには、哲学にない、仏教に明らかにされた本当の生きる目的が説かれていました。
ハイデッガーはこれぞ本物だと直感したのです。