仏教研究室

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爆風スランプのランナーに見る奇妙な人生

かつて早稲田大学出身のサンプラザ中野率いる
爆風スランプというバンドが
「ランナー」という歌を歌いました。
今は懐かしきバブル時代を彷彿とさせる歌です。

「走る、走るおれたち流れる汗もそのままに・・・」

あのころは何もかもが右肩上がりで、ひたすら走っていました。
とにかく、負けるな、休むな、くじけるな、と大人も子供も走りました。
走ればその先に何かがあると思いました。
しかし、何もなかった。
その幻想はバブルとともに、バブルの如く消えました。

働く意味がわからない、一体何を求めていたのだろうか、私は」
と、お父さんは黄昏れました。

それで虚無感を感じて、
ミッドライフクライシスとか中年の危機になってしまうのです。

苦労しても苦労しても何もならないとすれば、
人生は虚しい徒労の人生になってしまいます。

 

一体何のために走るのか、走る方角とか目的地が大切です。

それがあってこそ、走る意味があるのです。