仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

キューブラーロスの最後のレッスン(NHKのインタビュー)

死にゆく人のケアをした人で有名なのが、
キューブラーロスという人です。

今日ではホスピスとかターミナルケアといわれています。
終末医療ともいいます。
何十年前から続けられています。

死にゆく人をいかにケアをするか。
非常に大切なこととして扱われていますがそれをいち早く取り入れた人がキューブラーロスという人です。

死にゆく人・臨終の人に付き添って、臨終に心が真っ暗になって苦しむ人にいかに明るくできるかにすべてをかけた人です。
1万人以上の臨終の人の見舞いをしてその心を和らげようとしたといいます。

1万人というと、1年365日毎日で365人です。
約30年毎日続けると1万人です。

スイス生まれの精神科のお医者さんですがアメリカに移住し、アメリカで活動しましたが、世界中飛び回りました。

一日1人みるのも大変です。
一日も休まないで働き続けて30年で、実際にはできない日もありますので、実際40年続けた人です。

しかもそれボランティアでやったのです。
お金は請求しませんから、もらえません。

世界中飛び回ったら飛行機代もかかるだろうし生活費はどうしたのかというと、亡くなる方との対談をまとめて「死ぬ瞬間」という本にしました。

昭和の終わり頃日本でも100万部ベストセラーになりました。

世界中でいえば何千万部にもなっています。

続編の続・死ぬ瞬間、新・死ぬ瞬間とあわせれば1億くらいになったかもしれません。
ハリーポッターは全部で2億を超えていますが、ハリーポッターは6巻あるし、楽しい物語です。

『死ぬ瞬間』では、題名だけみておもしろそうと思うような本ではありません。

分厚い本で1500円として印税が5%入ったとして75億円です。
半分税金でとられたとしても37億円です。

それでボランティアで世界中飛び回ることができたのです。
それでも人のお見舞いで回るのは大変です。

中田英寿は自分探しといって数年間世界中旅し続けました。

キューブラー・ロスもお金には困リマ線が、苦しむ人を助けたいとボランティアで世界中を飛び回る。ですからキューブラー・ロスのモットーは愛なんですね。

それで、死にゆく人々を慰め続けました。

ところが、今度は自分が死ぬ番になりました。
すると、今まで他人を慰めてきたのに、自分にはできないことが分かりました。

そのインタビューの模様が、NHKの番組で出ていたですが、今では以下のビデオに引用されています。