私達は幸せを求めて生きています。
私達が信じているものは、お金や財産、地位、名誉など、
色々ありますけど、みんな幸せになれると思って
信じているわけです。
しかし、それらのものは幸せにしてくれないんです。
だから、それを信じていても幸せになれないから、
やがて裏切られて苦しむから、
その信じれば幸せになれるという心を捨てなさい
ということです。
裏切っていくものだとなかなか思えないんです。
だからこそ信じられるとも言えるのですが。
諸行無常で変わらないものが何もないということは、
何を信じても幸せになれないということなんですね。
だけども実際に、この世の一切はあてになりません。
死ぬときにはすべてに捨てられるのです。
捨てよとおっしゃっていると言うことは、
自力の心に死になさいと言っているようなものです。