人生の最終的なゴールとは何か。
例えばレストランに入ったらどうするか。
料理を注文する。
そして、話をしたりする。
食事以外にも、景色を見たり、パソコンをしたり、マンガを読んだりできる。
こち亀がよくある。
「料理まだかなあ」と思っていると席が混んできた。
店員がやってきて、席を外してもらえますか?
怒ります。
どれだけ漫画を読んでも、食事をしないと満足できてない。
そういうものが目的です。
私達も、人生というレストランに入った。
いつか出ていかねばならない時ある。
旅行、遊び。何をしていたら、満足して人生を出ていけるか。
人間に生まれた目的は何か。
それが本当の生きる意味です。
そんなものはどうやったら分かるか。
パスカル、17世紀のフランスの哲学者で、
人間は考える葦といった人です。
そのパスカルが、後1週間の命となったら何をしますか?と言っています。
来週までが人生。
仕事をするか。
後1週間の命となったときでもやらねば、それが人生の目的だと言っています。
そういう重大なことは、年をとれば分かるか。
外科医は、手術が大変です。
9,10時間となっても、休憩とか、食事もできない。
全神経を集中させてやる。
授業を90分するのでも大変です。
手術よりもさらに大変なのは、告知です。
精神的に一番つらい。
聞く方も、集中します。
癌だったようですよ。
後、1年です。
患者も、集中してきく。
検査の結果が出ました。
良性だったらいいのですが、悪性でした。
次に何をいうか。
そのお医者さん聞く。
あなたは何をしたいですか?
印象に残っていた男性。
60歳、初老。
ベンツに乗りたい。
どんな快適か。
しかしそれは本当に乗りたいのか。
そんなら元気な時からレンタカーでいつでも5万で乗れる。
死が近づいたから分かるのではないということ。
後、自分の人生が80年あると思っているから、本当になすべきことが分からない。
人生最後の日だとしたら、今からやろうとすることをやるだろうか。
もし、したいと思わなければレストランでいうと
食事以外のこと。
人生期限があるとなってはじめて、なすべきか分かる。