仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

あっという間の人生何をすればいいのか

蓮如上人は、 御文章1帖目12通に、
信心の沙汰をせよ」と教えられています。

しかるに当流において毎月の会合の由来は、何のようぞなれば、
在家無智の身をもって、いたずらにくらし、いたずらにあかして、
一期はむなしくすぎて、ついに三塗にしずまん身が、
一月に一度なりともせめて念仏修行の人数ばかり道場に集りて
「わが信心はひとの信心は如何あるらん」
という信心沙汰をすべき用の会合なるを
近頃はその信心ということはかつて是非の沙汰に及ばざるあいだ
言語道断あさましき次第なり。
所詮自今已後はかたく会合の座中に於て信心の沙汰をすべきものなり。
                    (御文章一帖)


去年一年あなた短かったですか、長かったですか。
もうあっという間だったな、という人もいると思います。
この間大学に合格したぞと入ってきたばかりなのに、もう4年もたってしまった。
子供の頃、20才と言ったら、大人だというイメージがあったんじゃないですか。
30才になるなんてあっという間でした。
どんどんどんどん早くなります。

ジャネーの法則でいわれる通りです。

最初は鈍行列車だったのが、快速になり、急行、特急となり、
一生というのが終わってしまいます。

ボーっとしていたら、一生があっという間に過ぎてしまいます。
徒に明かし、徒に暮らしてしまいます。

そういう人生は本当にもったいないです。

一生が何となく終わってしまう人生、
何のために生まれたのか、
何のために生きているのか、
全く意味のない人生で終わってしまう。

本当の生きる目的を知らされたといっても、
ボーっとしていたら、やはりアッという間の人生です。
本当の生きる意味を知らされた私たちも、
瞬きするようなアッという間の人生でしかありません。

じゃあ、何をしたらよいのか。
仏法を聴聞 して、本当の生きる目的を達成する。

そのために会合が開かれている。
どのように仏法を聞いているのか、ということを話をしなさい、
と言われている。
これからは、会合の場で信心の沙汰をしていきなさいよ、
蓮如上人は厳しく教えて下さっています。