人の一生を一休さんがこんな歌でたとえています。
世の中の娘が嫁と花咲いて嬶としぼんで婆と散りゆく
娘時代が一番よいとき、楽しい時といわれるので女編に良いと書きます。
結婚すると他の人の家に入るので嫁とかく。
お嫁さんも子供が生まれると嬶といわれます。
家の中心になりますので嬶といわれます。
ひたいに波がよってきますので女の上に波とかいておばあさん。
そうして最後散っていくとは死んでいくということ。
これは女の人の一生ですが、男の人も同じコースを辿ります。
いつまでも娘におれませんし、おばあさんが娘に戻ることもできない。
山登りでいうと生まれてからこれまでも色々な山を登ってきました。
またこれからもたくさんの山をのぼっていきます。
ですが、最終的に待っているのは墓場。
やがては力尽きてお墓に入る。
ではこうなってくると、何のために一生懸命山を登るのかが問題になってくる。
この本当の生きる目的は何かというのは、目先のことだけ考えていては気づかない落とし穴です。