真実の仏教は、一念に絶対の幸福になれます。
これを覚如上人は、
「真宗の肝要は一念往生 をもって淵源とす」
といわれています。
絶対の幸福になるのに時間はかかりません。
他の宗教では、ご利益のためには、
「お尽くしが足りん」
「布施をするぞ、布施をするぞ、ハードな布施をするぞ」
とか言っています。
しかし、そのようにして彼らの言っているご利益というものが
仮にえられたとして
も相当時間がかかります。
しかし、この本願成就文の教えにおいてだけは
短命の根機を本としています。
これは他のどの宗教をみても絶対にない。
これがわからない人が
「あとどのくらいかかるのですか?」
「あとどのくらい正座力を磨いたら助かるんですか?」
ということを聞いてきます。
これは自分の才能や学問をみて、
どのくらいかかるか考えている。
こういうのを自力の信心といいます。