私たちは何のために生きているのでしょうか。
本当の生きる目的について、浄土真宗を開かれた
親鸞聖人はどのように教えておられますか。
難思の弘誓は難度海を度する大船
無碍の光明は無明の闇を破する慧日なり
これは親鸞 聖人の書かれた主著の教行信証の冒頭のお言葉です。
親鸞聖人は人生のことを「難度海」と仰っておられます。
あっちにぶつかり、こっちにぶつかり、
渡ることが難しい海ということです。
生死の苦海とも言われています。
科学 は進歩しましたが、苦しみは無くなったでしょうか。
自殺をする人は少しも減りません。
天下を取った家康は
「人の一生は重荷を背負うて遠い道を行くが如し」
と言っています。
どれだけ科学 が進歩しても、
物質的に恵まれても、苦しみは無くなりません。
そんな難度海を明るく楽しく渡す大船があるのです。
その大船に乗ることが本当の生きる目的であると
親鸞聖人は教えておられます。
それが
難思の弘誓は難度海を度する大船
です。