彼は、宗教を3つに分類しています。
恐れの宗教と、倫理的宗教と、宇宙的宗教です。
1恐れの宗教
アニミズムのような原始的な宗教です。
日本人は、キツネや蛇を神にして祈ります。
または、何でもしめ縄を付けて神といいます。
神道でもこのようなものは、アインシュタインの恐れの宗教に分類されてしまいます。
2倫理的宗教
キリスト教など、人格的な神が出てきますが、
それぞれの宗教で善悪を決めています。
3宇宙的宗教
これは法則のような宗教で、アインシュタインは、仏教が一番宇宙的だと言っています。
仏教は科学が進歩するほど否定されるのではありません。
科学が進歩するほど仏教の深さが分かります。
日本では、宗教というと怖いという人が多くありますが、
アインシュタインは、宗教観がぜんぜん違います。
宗教というと怖いという理由。
日本はもともと仏教と神道だけでした。
まとめて呼ぶ言葉はありませんでした。
鎖国が解けていろいろな教えが入ってきた。
江戸時代から明治何が変わったかというと、江戸時代は寺請制度が作られて、戸籍を寺で扱っていたので仏教が強い力を持っていました。
今でいう住民票の発行なども昔は寺が発行したのです。
ですから現在でも、寺は日本中に7.6万あるといわれます。
コンビニよりも多くあります。
ところが明治になると神の国となった。太平洋戦争に入っていきました。
侵略的な国になりました。
江戸時代は神道が押さえつけられていました。
それが明治時代に廃仏毀釈という仏教弾圧が始まります。
仏教を廃止、ブッダを謗ります。
神道の学者が仏教の権威を落とす方法として考えたのが世界中の宗教と仏教をまとめて、宗教としたのです。
神道と宗教の2つにしました。
戦後は神道も宗教に入っています。
ところが仏教は西洋では哲学といわれます。
キリスト教はreligion。再び結びつける。
神がアダムを作り、イブを作ったその子孫が人類です。
神が怒って、追放した。幸せになるのは再び神と私が結びつかねばなりません。
religionを仏教というなら、キリスト教を仏教といっているようなものです。
キリスト教などを宗教というなら、仏教は哲学です。
しかし実際には、哲学とも言えません。
哲学でも宗教でもない、仏教というしかないのが仏教です。