仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

2020-01-01から1年間の記事一覧

ほめられても嬉しくない。寂しい。

浜崎あゆみの歌に 「いつも強い子だねって言われ続けてた泣かないで偉いねって褒められたりしていたよそんな言葉ひとつも望んでなかっただから解らないフリをしていた」 というのがある。 本当は強くないんだよ、本当は偉くないんだよ。誰か私のことを理解し…

どんな人も平等に幸せになれる?

この世には色々な差別がありますが、人は、平等に幸せになれるものでしょうか。 唐の時代の中国の高僧・善導大師は、謗法闡提廻心皆往(法事讃)といわれています。これは、「謗法も闡提も廻心すれば皆往く」と読みます。「謗法」というのは謗法罪、仏法をそ…

人生に後悔しない方法

人生に後悔する人はたくさんありますが、蓮如上人は、人生に後悔してくれるなよと言われている。 「命の中に不審もとくとく晴れられそうらわでは定めて後悔のみにてそうらわんずるぞ、 御心得あるぺくそうろう」(御文章一帖目六通) その直前には、みんな油…

親鸞聖人が受けられた非難と親鸞聖人の教えの関係

かつて親鸞聖人はどんな非難を受けられたかというと、このような非難です。 偏執者、肉食妻帯(の破戒坊主)、廃止自立(の横着者) この三つは、親鸞聖人の深い教えとかかわりのある非難の言葉です。 それがどんな教えかというと、三重廃立です。 廃立とい…

大学に使いこなされている学生

大学に使いこなされる学生というのは、何のために勉強して働いて頑張っていくのか、考えていない大学生のことです。 今のことで、楽しい、苦しいで行動しています。 勉強して働いて生活していくのはなぜか。勉強する意味、生きる意味は考えなくてもいいと思…

一休さんが率直に人生を表現

昔、一休さんという人が人生の裸形を「世の中の娘が嫁と鼻咲いて嬶としぼんで婆と散りゆく」と歌った。 これを短く映像にしたのが、X-BOXのCM 生まれたと思ったら、あっという間に墓場に飛び込んでいく。これを見て、よし今日も頑張ろうという気持ちにはなれ…

7つの習慣の第三の習慣「重要事項を優先する」

1996年に出た『7つの習慣』は、44カ国語に翻訳されて世界で2000万日本で130万部のベストセラーになっています。成功者達が、若い時に読んだらいい本1位になっています。 その7つ習慣の3番目に「重要事項を優先する」というものがあります。…

すぐに役に立つことはすぐに役に立たなくなる

山折哲雄さんの『私が死について考えるなら』という本がある。 すぐ何かに役に立つような事を研究していたからノーベル賞ではない。それなのにすぐに役に立つ学問ばかり。死を考える哲学を大学で学ぶべきなのに。 こう山折さんは言う。 池上彰さんは東工大の…

人間万事塞翁が馬

人間万事塞翁が馬の人間は、世間のことです。万事はすべて。塞は城です。翁はおじいさん(城の近くに住んでいた)の馬という意味です。 普通は、人生何が起きるかわからない、と使われるが、ここから分かることは、終わり良ければ全て良しということ。 プロ…

やりたいこととやるべきこと

やりたいこととやるべきこと言葉は似ているがぜんぜん違う。 やりたいことは楽しいことだが、やるべきことは楽しくない。 やりたいことはやらなくてもいいが、やるべきことはやらねばならない。 やるべきことの代わりにやりたいことをやって後悔したことない…

私たちの人生の土台

私達は生を土台にしている。命あってのものだね。 お金も地位も名誉も家族も登山などの趣味も仕事も大前提が、生。 ニュースで女性のサーファー、世界的な有名な女性。片腕をサメに食われた。家族もニコニコしている。死なずに済んだから。良かった良かった…

何のために勉強するの?勉強する目的

よく子供から、何のために勉強するの?という質問があります。 これは、将来いい仕事につくため、では答えになりません。もし社会に出て役立つ勉強だったとしても、 越えなばと思いし峰に来てみればなお行く先は 山路なりけり という歌のようになるからです…

世の中の娘が嫁と花咲いて嬶としぼんで婆と散りゆく(一休)

人の一生を一休さんがこんな歌でたとえています。 世の中の娘が嫁と花咲いて嬶としぼんで婆と散りゆく 娘時代が一番よいとき、楽しい時といわれるので女編に良いと書きます。結婚すると他の人の家に入るので嫁とかく。お嫁さんも子供が生まれると嬶といわれ…

人生何をすれば後悔ないのか?

人生の最後問題になるのが、人生の中で何をやればいよいよ死んでいく時でもよかったと終われるのか。普通どう考えるか。やりたいことができなかったら後悔が残る。だからやりたいことをやりたいだけ積み重ねていけばきっと死ぬ時に後悔ないんじゃないかと思…

人生の最終的なゴールとは

人生の最終的なゴールとは何か。 例えばレストランに入ったらどうするか。料理を注文する。そして、話をしたりする。食事以外にも、景色を見たり、パソコンをしたり、マンガを読んだりできる。こち亀がよくある。「料理まだかなあ」と思っていると席が混んで…

芥川龍之介が人生を海にたとえている

日本では年間12万冊の本が出ているそうです。その中で、優秀な文学の新人には芥川賞が与えられます。 普通自分の名前が賞がつくというのはなかなかありませんよね。それほど芥川龍之介はすごいということです。 その芥川はこのようにいっています。僕達が…

仏の慈悲とは

聖徳太子の十七条憲法では、第一条が和を以て貴しとなす第二条が篤く三宝を敬え三宝というのは、仏教のことです。 本当の生きる意味は、仏教にしか教えられていません。同時に仲良くやりなさいと言われているのが仏教です。反対する人にも伝えるのが仏教です…

歓楽尽きて哀情多し・人生が虚しい意外な原因

漢の時代の武帝という王様がいます。武帝という王様は、「歓楽尽きて哀情多し」と言っています。漢の武帝で有名なのは、酒池肉林です。酒をそこら中にもってきて、飲み放題にしました。酒の池のようなものです。うまいものそこら中にあります。この肉という…

目先の欲に心を奪われる

教訓的な話があります。ある人通りの少ない山道を、大きい牛をひいて、わが家へ急いでいる一人の農夫があった。 牛は彼の最も大切な財産らしく、ふり返りふり返り、いたわりながら、日暮れの道を急いでいる。やがて、農夫の後ろに二人のあやしげな男が現れ、…

『巣鴨の生と死』に書き残された悪人の救い

『巣鴨の生と死』という本には、東条英機さんたちがつかまった巣鴨の刑務所。東京山手線に巣鴨駅。その刑務所の戦犯たちの様子を、当時、東条さんたちに話をした布教使、僧侶 が書き残しています。当時、東京大学の先生でもあり、兼、僧侶だった花山信勝とい…

パラノイアだけが生き残る

お金がない人は、自分が幸せになれないのはお金がないからって思います。後1000円で1週間すごさなきゃならんという人がいて、死にそうな顔していました。項目見ないで値段見ます。 一番安いほうから探します。そして、「これっ」て言うと「食べ物じゃないで…

歓楽尽きて哀情多し・人生が虚しい意外な原因

漢の時代の武帝という王様がいます。武帝という王様は、「歓楽尽きて哀情多し」と言っています。漢の武帝で有名なのは、酒池肉林です。酒をそこら中にもってきて、飲み放題にしました。酒の池のようなものです。うまいものそこら中にあります。この肉という…

歓楽尽きて哀情多し・人生が虚しい意外な原因

漢の時代の武帝という王様がいます。武帝という王様は、「歓楽尽きて哀情多し」と言っています。漢の武帝で有名なのは、酒池肉林です。酒をそこら中にもってきて、飲み放題にしました。酒の池のようなものです。うまいものそこら中にあります。この肉という…

浄土真宗の間違ったグルーブの見分け方

浄土真宗では、間違ったグループがたくさんあります。親鸞聖人や覚如上人、蓮如上人と異なる信心を異安心といいます。 信心は心の問題ですので、その人の心がどうかは分かりません。分かるのは、その人が説く教えです。 ですから、浄土真宗の教えを相当学ん…

仏教は仕事をやめて聞かねばならない?

蓮如上人の御一代記聞書にこのようにあります。「仏法には世間の隙を闕きて聞くべし。世間の隙をあけて法を聞くべきように思うこと、浅ましきことなり。仏法には明日ということはあるまじき」由の仰せに候。「たとい大千世界に・満てらん火をもすぎゆきて・…

医学は命を延ばすのが仕事

生きることを山路を登っていくことにたといえると、途中でしゃがみ込む人もいます。それは自殺をする人です。 そういう人がいると、「頑張りすぎだよ、マイペースでいいからもう一回やってみよう」といいます。 自殺する人は、弱々しい人だと思いますが、弱…

こんなはずじゃなかった・在宅医療から総合人間科学へ

「こんなはずじゃなかった」という番組があります。 早川さんという方が、在宅医療を推進してきた話です。 NHKから、26歳の時、28歳の時、90歳の時と70年取材を受けている人です。 死を迎えるのは、病院か、在宅か。在宅は天国といっていたが、自…

諸行無常が分かったらどうなるか?

諸行無常ということが分かったら大変なことになります。 諸行無常とは?儚い人生を輝かせるただ1つの方法 ロシアの文豪トルストイに『懺悔』という本があります。 もともとお金持ちだった彼は、努力の結果、作家活動で名誉を手に入れて、生きる意味が分から…

スピリチュアル・ペインから導かれること

最近は、死んだらどうなるの不安は、学問の場で取り上げられています。臨終の時に起きてくるこの不安を、スピリチュアルペインといいます。 スピリチュアルペイン・臨終に起きる心の痛みとその理由 スピリチュアル・ペインは、医学ではもちろんどうにもなり…

人が死を考えなければならない理由といろは歌

私達には、意識と深層心理の2つあります。 お酒やタバコを分かっちゃいるけど辞められないというのは、意識では知っているけど、深層心理からするとやってしまう、ということです。 席を譲るのはいいことだと分かっています。しかしお礼を期待する心ありま…