私たちに何か悪いことがあると、
自分が悪い結果を受けたのはあいつのせいだ、
こいつのせいだと犯人探しをします。
もちろんそれも悪いのだが、そんな悪い結果を受けるような種まきを
自分がしてはいないだろうか。
仏教の教えから考えれば、因果応報です。
100%自分のたねまきによって、自分の運命を生みだしているのです。
こうなると、自分がどんなことを言ったかやったか、思ったかという、
自分自身を求めると言うことは多いようで少ない。
しかしブッダは、本当の幸せ者になるには、不安を感じたり、
自身を喪失したりするような人が、
明るくて、満足して充実した自分になるためには、
あなたとはどんなものなのかということを、
法鏡という鏡に照らし出してもらわなければならないと教えられています。
法鏡というのは仏教のことですから、
仏教を聞くということは、自分の心を法鏡に照らし出して頂く
ということです。
自分の心を知ってこそ、本当の幸せになれるのです。