仏教研究室

仏教を研究しています。

罪悪

救われても極楽に往きたくない

極楽はありとは聞けど片便り冷飯くうても娑婆におりたい これはどう言うことか。今信心決定していない人は、いくら極楽浄土があると聞かされても信じられない。信心決定する前は極楽浄土がいくらありと聞かされていてもハッキリ分からない。救われたものから…

心の底の奥の院の本尊は、仏像ではなく鬼

みな人の心の底の奥の院探してみれば本尊は鬼 私たちは迷いが深い。その迷いを破って真実を明らかにして下さる歌。 これを理解し覚えることであなたの心を顕正できる。顕正とは正しいことを明らかにする。 これは私たちの真実の自己はどんなものかについて教…

悪を悪とも思わないというのは、心の麻痺?

信仰がすすむと、悪を悪とも思わない心が知らされてくるということは、罪悪に関する感覚が麻痺するのでしょうか? これは鈍感、鈍くなると言うことではありません。悪を悪とも思わない自分だなということが知らされてくる。仏法を聞くまえとくらべてこれが悪…

外に賢善精進の相を現じて内に虚仮をいだくことをえざれ

善導大師の 「不得外現賢善精進之相」の従来の読み方を親鸞聖人が読み替えられたことについて。 「不得外現賢善精進之相」 これは元々善導大師のお言葉です。同じ文章を親鸞聖人が読み替えられました。ただ読み替えられただけではなく、意味まで逆転された。…

真言宗の刈萱童心(かるかやどうしん)

後生の一大事に取り組んだ聖道門自力の仏教のなかでも、後生の一大事の解決に大変苦労した人がいます。真言宗で、刈萱童心という人がいます。もとの名前を加藤左衛門繁氏。部下を集めて、花見をしようじゃないか。昔もそういう宴会があった。乾杯しようか、…

餓鬼界

餓鬼界。これは体中が骨と皮でガリガリにやせほそって、食糧難でいる、今もアフリカとかにもある。そういうような人達は満足な教育も受けられず、声を発することもできない。 餓鬼界の衆生は、飲むもの食べるものを口に運ぶと青白い炎となって食べることがで…

お釈迦さまのご方便

王舎城の悲劇で、韋提希夫人が、牢屋に入れられたとき、 お釈迦さまが来られます。 韋提希夫人はこう言います。 唯願わくは仏日、我に清浄の業処を観ることを教えたまえ (観無量寿経) そこでその後お釈迦様がどうされるかというと、 眉間の白毫相から光を放…

親への悪口

王舎城の悲劇で、子供がいないことを悩んでいた韋提希夫人が、 占いの結果によって修行者を殺し、阿闍世が生まれるのですが、非常に凶暴な子供だったといわれます。 自分の子供がそんな状態になって行くわけですから、まさに悲劇です。 王が諫めても、「俺に…

仏教の修行の難しさ

一段一段聖道門の教えを聞いていった人に苅宣道心という人がいる。 真言宗を学んでいた人。 初めは九州の探題にいて6カ所ぐらい治めていた人。もとの名前を加藤左右衛門繁氏という。 ある春に箱崎の花見に行ったところ、 お酒を飲んでいると花びらが散ってき…

阿弥陀如来に救い摂られても、煩悩はなくならない

能発一念喜愛心 不断煩悩得涅槃 (親鸞聖人『正信偈』) 信心決定した後も、煩悩は無くならないと言われている。「能」とは他力のことです。 阿弥陀仏のお力のことです。 能が全部他力を表すわけではないですが、ここではそうです。 阿弥陀仏のお力によって…

仏教の五逆罪の恐ろしさ

仏教に教えられる五逆罪は、五つの恐ろしい罪。十悪よりも重い。 この五逆罪というのは、無間業と言われる。 一つ造るだけで無間地獄に堕ちる業。 無間地獄とは大変苦しい世界。 そういう世界に堕ちる業。 中でも一番目、二番目。親を殺す。 これは大変恐ろ…

怒りで仏教が聞けない人

「私は、先輩から、友達から、厳しいことを言われると、怒りが噴き出し、 仏教が真剣に聞けません。自分が悪いのに、悪いと思えません。 どうすればいいでしょうか」という人があります。 怒りは地獄に堕ちる業因、欲は餓鬼道、愚痴は畜生に堕ちる種まきです…

煩悩具足

難思の弘誓は難度海を度する大船 (親鸞聖人『教行信証』) 「難度海」が分からないと、 「難度海を度する大船」も分からない。 難度海とは、苦しみの波が次々とやってくる人生のこと。 なぜ難度海になってしまうか。 煩悩具足の凡夫が火宅無常の世界に住ん…