仏教研究室

仏教を研究しています。

罪悪

お釈迦さまのご方便

王舎城の悲劇で、韋提希夫人が、牢屋に入れられたとき、 お釈迦さまが来られます。 韋提希夫人はこう言います。 唯願わくは仏日、我に清浄の業処を観ることを教えたまえ (観無量寿経) そこでその後お釈迦様がどうされるかというと、 眉間の白毫相から光を放…

親への悪口

王舎城の悲劇で、子供がいないことを悩んでいた韋提希夫人が、 占いの結果によって修行者を殺し、阿闍世が生まれるのですが、非常に凶暴な子供だったといわれます。 自分の子供がそんな状態になって行くわけですから、まさに悲劇です。 王が諫めても、「俺に…

仏教の修行の難しさ

一段一段聖道門の教えを聞いていった人に苅宣道心という人がいる。 真言宗を学んでいた人。 初めは九州の探題にいて6カ所ぐらい治めていた人。もとの名前を加藤左右衛門繁氏という。 ある春に箱崎の花見に行ったところ、 お酒を飲んでいると花びらが散ってき…

阿弥陀如来に救い摂られても、煩悩はなくならない

能発一念喜愛心 不断煩悩得涅槃 (親鸞聖人『正信偈』) 信心決定した後も、煩悩は無くならないと言われている。「能」とは他力のことです。 阿弥陀仏のお力のことです。 能が全部他力を表すわけではないですが、ここではそうです。 阿弥陀仏のお力によって…

仏教の五逆罪の恐ろしさ

仏教に教えられる五逆罪は、五つの恐ろしい罪。十悪よりも重い。 この五逆罪というのは、無間業と言われる。 一つ造るだけで無間地獄に堕ちる業。 無間地獄とは大変苦しい世界。 そういう世界に堕ちる業。 中でも一番目、二番目。親を殺す。 これは大変恐ろ…

怒りで仏教が聞けない人

「私は、先輩から、友達から、厳しいことを言われると、怒りが噴き出し、 仏教が真剣に聞けません。自分が悪いのに、悪いと思えません。 どうすればいいでしょうか」という人があります。 怒りは地獄に堕ちる業因、欲は餓鬼道、愚痴は畜生に堕ちる種まきです…

煩悩具足

難思の弘誓は難度海を度する大船 (親鸞聖人『教行信証』) 「難度海」が分からないと、 「難度海を度する大船」も分からない。 難度海とは、苦しみの波が次々とやってくる人生のこと。 なぜ難度海になってしまうか。 煩悩具足の凡夫が火宅無常の世界に住ん…